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艦上哨戒機

第二次世界大戦以前には、航空母艦には、専任の対潜哨戒機は搭載されておらず、艦上攻撃機が必要に応じて対潜攻撃を実施していた。この時期には潜航中の潜水艦を探知する手段はほとんどなく、基本的には対艦攻撃と同様の手法を使うことができた。その後、対潜戦闘の手法が洗練され、潜水艦の性能も向上すると共に、専用機の必要性が生まれた。

第二次世界大戦中に大きく発達したレーダーは、水上目標の監視・捜索機器として、潜水艦捜索の重要な機器となっていた。しかし、1940年代後半の水上捜索レーダーは大型であり、艦上機に搭載した場合、レーダー以外の搭載は不能の状態にあった。このことから、第二次世界大戦中より、アメリカ海軍は、「ハンター・キラー」と呼ばれる新しい戦法を研究していた。これは、1機が捜索レーダーによって目標を探知し、もう1機が要撃レーダーおよびサーチライトによって目標を捕捉・攻撃して撃破するというものであり、レーダー装備機を捜索に専念させることで、単能機であることをカバーするものであった。これらの戦法を背景に、既存の艦上攻撃機であるTBF/MアベンジャーをもとにしたTBM-3W/S、続いて専用機としてAFガーディアンが開発された。しかし、ハンター・キラー作戦そのものは極めて効率的な攻撃手法であるとはいえ、ハンター任務機とキラー任務機を専任として別々に設計することは、運用上の柔軟性を奪う上に、航空母艦の搭載機数の制限もあって、臨機にいずれの任務もこなせる兼任機が求められることとなった。

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このため、後継となるS-2 トラッカーは、1機でハンターとキラーを兼ねることができるようになった。これは、西側において標準的な艦上対潜哨戒機として、カナダ、オランダ、オーストラリアなどの航空母艦に搭載されたほか、日本や韓国、台湾などは地上基地から運用した。続くS-3 ヴァイキングでは、大型の攻撃空母での運用を前提にして、当時の地上配備の固定翼哨戒機と同等の装備を搭載した。

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2009年11月27日 16:53に投稿されたエントリーのページです。

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